以前のリビジョンの文書です
10時間で学ぶFPGA設計
―Verilog HDLによる電子オルゴール設計を題材に―
この講座は,10時間でFPGA設計の基礎を学ぶことを目的としています. わずかな時間で,設計ツールを用いながら,回路を実際にFPGAに 書き込んで動作させます. 最終的には,電子オルガンと電子オルゴールをハードウェア記述言語で 設計します.
ハードウェアの仕様を記述する言語としてVerilogHDLを用います. 特に基礎的な構文だけ用いるので,VerilogHDLの古い標準であるVerilog-95 に準拠します. もちろん,Verilog2001などの新しい標準規格にも,そのまま使うことができます.
このテキストで学ぶにあたり,FPGAやハードウェア記述言語についての 知識は必要ありません. ただし,
を知っていることを前提とします. ハードウェア記述言語VerilogHDLによるハードウェア設計は, 通常のプログラミング言語によるソフトウェア設計に似ています. VerilogHDLはC言語と構文が似ており,本講座を理解するためには, C言語のごく基礎的な知識が必要です. また,基本ゲートやそれを用いた組合せ回路の動作などのデジタル回路設計の 基礎も知っている必要があります.