MPICH(MPI CHameleon)をUNIX環境(RedHat9, FreeBSD)にインストールし、動作確認をした際の覚え書きです。
環境によって異なる可能性があるので、参考程度にしてください。
※ ここではMPICH(無印)について説明しています。
後継?のMPICH2ではLAMと同様、実行前にデーモンを動かす必要があるようです。
そのためLAMよりも起動が遅い(と言われる)
2007年6月8日時点では Version 1.2.7p1 でした。
% wget http://www-unix.mcs.anl.gov/mpi/mpich1/downloads/mpich.tar.gz
% tar xvzf mpich.tar.gz
権限がないのでとりあえず今回は自分のホームにインストール
% cd mpich-1.2.7p1 % ./configure --prefix=/home/hogehoge/mpich (./configure --enable-f77=no --enable-f90=no)
% make
% make install
host00 host01 host02 …
host00:4 host01:2 host02 …
注:mpich/share/machine.* に上記のように記述することによって、実行時のホストの指定を省略できます。 * はOSによって変わります(machine.LINUX(Linuxの場合)、machine.freebsd(FreeBSDの場合))
LAMとMPICHで共通です(同じMPIなんで当たり前なんですけど)
-O2等のオプションも普通に使用できます。
% mpicc -o hogehoge hogehoge.c
% mpirun -machinefile hosts -np 5 hogehoge
実行時の通信状況を次のようにGUI表示することができます。(要 Java環境)
このオプションを付けることによって、実行時に 実行ファイル名.clog というファイルを出力します。
% mpicc -mpilog -o hogehoge hogehoge.c
上記のようにコンパイルしたプログラムを実行したときに出力されたログファイルを、次のコマンドによってGUIに表示します。
% jumpshot hogehoge.clog &
このとき、ログの形式をslog形式に変換するように表示されるので、clog形式からslog形式に変換します。